VOL151 10月2日
 
「樹徳祭」"命"で頑張る
第33回樹徳祭実行委員長 小藤(こふじ)嵩(たかし)氏
(山梨学院大学 法学部 法学科 3年)
山梨学院大学・同短期大学共催の、第33回樹徳祭の実行委員長に就任した。今回のテーマは「Fantastic」だという。「空想や幻想の世界を演出したい」と甘いマスクで熱く語る。広島私立山陽高校のときクラス推薦で、学園祭の裏方を初めて経験させてもらい学園祭に興味を持った。「大学に入ったら、学園祭の運営に携わりたいと思っていましたから、迷わず学園祭実行委員会に入りました。それなりに夢と情熱をもって一生懸命だったのですが、今になれば安易な気持ちだった」と、入会当時を振り返る。総務局に配属され、実行委員は雑用を無難にこなせば、ことが足りると軽い気持ちで臨んだ。ところが「木で喩えると、枝だと思っていたことが幹だった。大学での実行委員の仕事は、自らが学祭の企画運営・宣伝などと、大変な活動だ」と、いうことに気づかされた。このことが骨身に沁み、自我の学祭に思う気持ちが甘かったことを思い知らされた。しかし、それが楽しくて実行委員会にどんどんのめり込んで行く自分が居た。昨年は総務局長という立場で、溝呂木孝前委員長を全力でサポートしてきた。今回は「樹徳祭をファンタスティックに演出したい」という気概をもち、自ら委員長に立候補したという。そこに、昨年までとは一味違う頼もしいリーダーとしての小藤が居る。催事の目玉 は「各ゼミナールの研究発表、それと鬼才 井筒監督の映画ワールド、プロレスラー・国会議員・現役学生・タレント ファイヤー!大仁田厚、TBS系放映ガチンコでお馴染みの大和龍門などのトークショー。それに大道芸人・・・いや、全ての企画が目玉 です」と苦笑い。模擬店でも、テーマ『Fantastic』と、リンクさせているという。美味しさは言うに及ばず。焼却ゴミと不燃ゴミの分類はもとより、「今回は30日で土に返るゴミ容器をあしらえました。このことで、参加者にゴミ公害のない環境を想い描いてもらいたい。実社会で実践してもらえたら」と、はにかみながら語る。「お客様には、11月1・2・3日の3日間『Fantastic』で彩 られたプログラムで、時を忘れるほどに"樹徳祭"という世界を楽しんでもらい夢や希望を一つでも持ってもらえたら、最高です」と、演出に自信の程を窺がわせる。「皆の頑張りを見ていると、自分も燃える。今は1日に20時間活動している」という。目のふちに隈をつくっての奮闘の日々は続く。「今は『樹徳祭』命で頑張っています」と、決意の程を力強く述べた。
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