VOL1521 2012.10.13号
関甲新学生野球秋季リーグ戦(最終戦第7節1戦目)
〜山学エース・高梨2安打散発で上武に完封勝利〜
〜児玉二塁打、菊池安打、加賀美の犠飛で決勝点〜

2012年関甲新学生野球秋季リーグ戦(最終戦第7節1戦目)は10月13日、群馬県の上武大学野球場で2試合を行った。第6節で勝ち点3で白鴎・山学・上武が並ぶ混戦。第1試合は昨秋2位の山梨学院大学と昨秋3位ながら今春優勝の上武大学が関東大会出場をかけて1戦目を戦った。2年連続2回目の関東大会出場を目指す山梨学院はエース・高梨裕稔が2安打散発の完封、攻めては少ないチャンスをものにして1対0と初戦を制し、関東大会出場に王手をかけた。山梨学院は4回裏一死後、4番・児玉卓也が「外、高目の真っ直ぐ」を叩き、ワンバウンドで左翼手の頭上を越える会心の二塁打で出塁。続く5番・菊池紳弥の左前安打で 三塁へ。6番・加賀美祐樹の左犠飛で生還し1対0と先制した。投げてはエース・高梨が「ストレートが走っていたので、ランナーを背負っても慌てることはなかった」と、再三得点圏にランナーを背負うも上武の強力打線に危なげのないピッチングで、2安打散発と抑え完封勝利を収めた。第2試合で勝率で暫定1位の白鴎大学が暫定6位の松本大学に敗れる大波乱。これで上位3強、山梨学院・白鴎・上武の関東大会出場2枠を巡る争いは、ますます混沌としてきた。山梨学院は明日の第2試合で、強打の上武打線に投手陣が踏ん張り連勝し、一気に関東大会出場を決めたい。
詳しくはこちら