VOL1575 2012.12.23号
男子第63回全国高校駅伝競走大会
〜山学県初の8位入賞 新たな歴史を築く〜
〜西山「入賞だけ考え走る」無欲の区間賞〜

男子第63回全国高校駅伝競走大会が12月23日、京都府の西京極陸上競技場を発着とする付設マラソンコースで都道府県代表47校が参加して行われた。12時30分に一斉スタートし、7区間42.195キロメートルで高校駅伝男子の日本一を競った。山梨県代表の山梨学院(2年連続12回目出場)は、関東大会において都大路入賞圏内のタイムで快走した布陣で挑み、2時間6分7秒で山梨県初の8位入賞と新たな歴史を築いた。エース1区・上田健太がまさかのトップ差43秒19位、続く主将の2区・深澤優も5人抜かれ24位と大きく出遅れた。期待の3区・河村和樹が順位を上げられず入賞は遠のいたかに思えたが、実力者の4区・市谷龍太郎が12人抜きの牛蒡抜きを見せ一気に12位とすると、5区・南嘉紀(2年)が2人抜き、6区・矢ノ倉弘(1年)が1人抜きの好走で9位とした。アンカー・西山令が「チームの8位入賞以内だけを考えて走った」とスタンドで応援する応援団・チアリーダー・吹奏楽に後押しさながら、前を行く鳥栖を抜く無欲の区間賞の走りで、皆の待つゴールに8位入賞の襷を届けた。優勝は豊川(愛知)が歴代4位のタイム2時間分50秒で2年ぶり7度目の日本一となった。
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