VOL1587 2013.1.21号
学生チャレンジ制度で探究
〜甲州の「道祖神」・甲斐の古道「雁坂道」を調査〜
〜山梨学院大学考古学研究会〜

山梨学院大学考古学研究会の学生たちが、学生の活動を支援する山梨学院学生チャレンジ制度の認定を受け、山梨県内に伝わる道祖神や大学近くを基点とする雁坂道(秩父往還)・青梅街道に関わる石造文化財や民俗行事の調査に取り組んでいる。小正月の1月14日には、大雪が降る中で山梨市牧丘町塩平集落に伝わる道祖神祭「塩平の獅子舞」と甲州市藤木地区に伝わる「藤木道祖神太鼓乗り」を調査した。塩平の獅子舞では高さが10mにも達する「御柳(おやなぎ)」の下で、女獅子と呼ばれる獅子が、雪の中で舞い踊り五穀豊穣を願った。藤木の太鼓乗りでは、歌舞伎役者に扮した地区の人がどんど焼きの火を三方から囲み、太鼓の上で見得を切った。学生たちは、年に一度の伝統行事をカメ ラに収め、聞き取り調査を行った。2月末までに調査結果を報告書にまとめることにしている。
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