酒折連歌賞実行委員会(川手千興実行委員長)は2月1日、第十四回酒折連歌賞の大賞(文部科学大臣賞)・山梨県知事賞・山梨県教育委員会教育長賞・甲府市長賞・アルテア賞最優秀(山梨県教育委員会教育委員長賞)などの受賞作100選を発表した。大賞は、奈良県奈良市在住の水谷あづささん(45歳)の句に贈られた。問いの片歌「いっぴきの蟻がちくたく木の葉を運ぶ」の問いかけに、水谷さんは「ファーブルを夢見たころの時間のながさ」と答えの片歌を返した。選考委員のもりまりこさんは「蟻と子供と大人が巡る片歌の環の中で、遥かな時間が隣り合うように描かれている」素晴らしい作品と高く評価した。今年度の大会応募句数は29,323句、例年同様3万句近い多数の応募句が寄せられた。大賞からアルテア賞最優秀までの上位5作品の作者は、女性4人、男性1人、うち2人は高校生となった。受賞者の表彰式は2月18日に山梨学院広報スタジオで行われる。
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