VOL1719 2013.9.14号
酒折連歌講座2013
〜第3回講座「俳句と酒折連歌」〜
〜宇多氏が歳時記から古事記や俳句を読み解く〜

山梨学院生涯学習センターは9月14日、酒折連歌講座2013の第3回目の講座を開催した。今年の酒折連歌講座は、国民文化祭の関連事業として5・7・9・11の各月に各1回開催され、第3回となる14日には「俳句と酒折連歌」をテーマに、俳人で現代俳句協会特別顧問の宇多喜代子氏を講師に迎え開催。今回も山梨県内外から国文学や短詩型文学などに興味がある100人近い市民が申し込み、会場に詰め掛けた。宇多氏は講演の中で古事記を歳時記から読み解き、倭建命の動向を当時の食生活や時代背景とともに解説を行った。その中で、甲斐国での場面に触れ、古事記で具体的な食物(糒と蒜)の名前が初めて登場したことを紹介すると、参加者からは感嘆の声が上がった。また、短歌と俳句の違いについてそれぞれ参考になる歌や句を提示し説明。宇多氏は俳句と短歌の大きな違いは「切れ」であるとし、説明を切るのが俳句であり、俳句で大事なものは、定型と季語と切れであると詳説した。
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