VOL177 12月18日
第79回東京箱根間往復大学駅伝競走
往路 9年ぶり3回目の優勝
〜 2位駒澤に1分39秒差 〜

関東学生陸上競技連盟は1月2日、第79回東京箱根間往復大学駅伝競走往路を行った。山梨学院大学は1区・橋ノ口滝一(3年)、2区モカンバ(2年)、3区・高見澤勝(3年)、4区・カリウキ(4年)、5区・森本直人(1年)のオーダーで臨み5時間31分6秒の大会新記録でトップのテープを切り、9年ぶり3回目の往路優勝を成し遂げた。午前8時、東京・大手町の読売新聞前を参加20チームの選手が、神奈川・箱根町の芦ノ湖駐車場のゴール(5区間107.2キロ)目指してスタートした。山梨学院大学は1区・橋ノ口(3年)が競り合いから3位トップと8秒差の好位置で、2区モカンバ(2年)に襷を繋げた。3区・高見澤勝(3年)は区間7位ながらチーム順位3位を死守し、4区・カリウキに襷を託した。カリウキは区間賞の快走で前を行く駒澤・中大を抜き去り、チームを1位に押し上げた。5区・森本直人は1年ながら堅実な走りをみせ追い上げてくる駒澤を振り切り、箱根芦ノ湖のゴールテープをトップで切り、9年ぶり3回目の往路優勝を成し遂げた。上田誠仁監督は「3分貯金が欲しかったが、選手の頑張りで9年ぶり3回目の往路優勝、ここ数年苦しい展開のレース(3年連続9位)で、久々に先頭を走ることができた」と振り返り、「明日の復路は、駒澤が脅威だが1区1区勝負していきたい。選手には力と力で戦えることを、楽しんでレースをして貰いたい」と復路、総合優勝への意気込みを語った。
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第79回東京箱根間往復大学駅伝競走
総合2位 復路3位の力走
〜 7区・岩永 区間賞 〜
関東学生陸上競技連盟は1月3日、第79回東京箱根間往復大学駅伝競走復路を行った。山梨学院大学は6区・川嶋洋平(4年)、7区・岩永暁如(4年)、 8区・北原英一(4年)、9区・清家健(4年)、森和治(4年)で臨み、復路3位、総合順位11時間3分47秒の2位でゴール。総合優勝は往路2位(新記録5時間32分45秒)、復路1位(5時間31分2秒)と快走した駒澤大学が11時間3分47秒を記録し2連覇を達成した。
午前8時、箱根町・芦ノ湖駐車場から往路優勝の山梨学院大学、1分39秒遅れで2位・駒澤大学、3位・日本大学(3分13秒)、4位・大東文化大学(4分34秒)、5位・東海大学(5分10秒)の順に、大手町の読売新聞前のゴール(5区間109.2キロ)を目指して参加20チームの選手が霰の降りしきるなかをスタートした。山梨学院大学は6区・川嶋洋平(4年)が、8年ぶり4度目の総合優勝を目指して号砲とともに芦ノ湖湖畔をスタートした。川嶋は、落ち着いていた走りで、区間4位で駒澤・吉田に2秒差をつけチーム1位を堅持し、7区・岩永暁如(4年)に襷リレーした。岩永は、ラスト3キロで駒澤・糟谷を後方におき去り、区間1位の区間賞で1分53分と差を広げ8区・北原英一(4年)に襷を渡した。北原は寒さと初出場の緊張で駒澤・太田貴之(2年)に後方から果敢に攻められ駒澤に58秒差と縮められ、9区・キャプテン清家健(4年)に襷を託した。9区は奇しくもキャプテン対決となった。清家は駒澤・島村清孝(4年)に15.8キロで並ばれ抜かれた。清家は必死で食い下がるが区間12位でチームは2位に後退した。森和治(4年)は1分31秒差で、見えない駒沢・北浦政史(3年)をひたすら追った。一人旅で最後までリズムに乗れず、何時もの精彩を欠き区間10位、チーム復路3位、総合順位11時間3分47秒の2位で、群集が押しかけた大手町のゴールに飛び込んだ。上田監督は「負けて悔しい感情を久しぶりに味わった。ここ3年はシード権ギリギリでうろたえていたチームが、優勝を視野に戦えた。来年は課題を克服し信念をもって臨みたい」と総括した。
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アルバムはこちら(山梨学院大学写真部撮影)