女子第25回全国高等学校駅伝競走大会の開会式が12月21日、島津アリーナ京都で行われた。出場校紹介では先に昨年優勝校の立命館宇治(京都)が、その後に北海道から沖縄までの47都道府県代表と25回記念大会地区代表11校を加える58校が紹介された。山梨県代表で3年連続9回目アベック出場の山梨学院が15番目に「5年連続13回目出場です」と紹介されると、萩倉史郎監督と高橋真以主将を始め7選手が「はい」と大きな声で起立。会場から一際大きな拍手が送られた。国旗掲揚のあと、昨年の優勝校から全国高体連会長杯、優勝旗などが返還。全国高等学校体育連盟の小野力会長が「レースに出る人は『自分の走り』に、付き添いとして応援する人は『自分の行動』に、全力を出し切ったチームが優勝の栄冠を勝ち取れる。そして、この大会から7年後の東京オリンピックに出場する選手が生まれることを期待します」と挨拶。選手を代表して昨年女子優勝校・立命館宇治の酒匂友香選手(3年)が「選手一同は、激しい予選を勝ち抜きここ都大路に集いました。仲間と郷土の思いを追い風に激走します」と力強く選手宣誓を行った。山梨学院は関東大会で大会新記録1時間7分45秒、この記録は地区予選会の出場校別ランキングで全国1位。萩倉史郎監督はあくまで「山梨県の代表として、山梨学院らしい粘り強い走りをし、今年は十の位を削除したい」と至って謙虚。「オーダーは関東大会と同じ選手を起用。ただコースの特性を生かし4区と5区を入れ替えたのみ」と目を輝かせる。経験者3名、初出場2名の地区予選会の出場ランキング全国1位の布陣。山梨学院は初優勝が狙えるチームに育て上げており、初優勝は夢ではない。
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