VOL1796 2013.12.22号
男子第64回全国高校駅伝競走大会
〜山梨県初優勝 創部16年新たな歴史を築く〜
〜4校競技場で激走制す 主将・西山ら恩返し〜

男子第64回全国高校駅伝競走大会が12月22日、京都府の西京極陸上競技場を発着とする付設マラソンコースで都道府県代表47校が参加して行われた。12時30分に一斉スタートし、7区間42.195キロメートルで高校駅伝男子の日本一を競った。史上まれな4校激走を山梨学院が2時間3分53秒で制し初優勝した。山梨県代表の山梨学院(3年連続13回目出場)は、全中時代からのつわものたち3年生5人衆の集大成ともなる大会。主将・西山が壮行会で「お世話になった方や応援していただいている方々の恩返しに、1番でゴールテープを切りたい」と決意を述べて大会に挑んだ。山梨学院は花の1区・上田健太がトップ差1秒の2位、2区・小林雄斗がトップと3秒差の2位を堅守。3区・河村知樹がトップ差46秒の3位と後退。すると4区・市谷龍太郎が期待に応える快走で、トップ差を30秒詰め2位に浮上し16秒差。5区・熊谷尭之がトップ差29秒の4位と踏ん張る力走。6区・矢ノ倉弘がトップ差を26秒縮め3秒とするとともに、3位にあげる快走。アンカー7区・主将の西山令が、世羅・伊賀白鳳・大牟田との4校による競技場で激走の末、残り200メートルで仕掛け、100メートルで追随してくる大牟田を猛ダッシュを掛けて振り切った。西山は両手を広げ両手の人差し指を立てて、有言実行となる恩返しのゴールテープを切った。山梨学院は創部16年で初優勝を飾り、3年生5人衆の夢を叶えるとともに、新たな歴史を築いた。なお、女子優勝は豊川(愛知)が1時間6分54秒で2年ぶり4回目の優勝。山梨県代表でアベック出場した山梨学院女子は1時間8分21秒で6位入賞を果たした。
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