VOL2003 2015.1.3号
箱根駅伝競走2日目―復路
〜最終区・兼子、執念の走り〜
〜往路13位から3年ぶりのシード権〜

雲ひとつない快晴の箱根芦ノ湖。午前8時のスタート時の気温マイナス4度。第91回東京箱根間往復大学駅伝の復路が3日、東京大手町の読売新聞社本社前までの5区間で行われた。前日の往路優勝の青山学院大学が引き続き復路でも優勝。初優勝で完全優勝を飾った。2位の駒澤大学に約11分の大差をつける10時間49分27秒は第88回大会に東洋大学が出した10時間51分36秒を上回る大記録。山梨学院大学は2日の往路13位から復路はタイム5位で総合順位9位まで押し上げ、3年ぶりのシード権を確保した。レースは、6区の山下りを3年連続で担う桃沢大祐選手が果敢な攻めの走りで昨年の参考記録を1分20秒上回るタイムで順位を1つ上げ12位に。ここからシード権に向け狼煙を上げた。7区・市谷龍太郎選手、8区・谷原先嘉選手が徐々に徐々に差を縮め、16秒までに迫った秒差を前回同じ9区で参考記録ながら5位だった阿部竜巳選手で一気に逆転を計ったが、逆に差を広げられたものの10区最終区で当日のエントリー変更で出走した兼子侑大選手が区間3位の(前回3区で参考記録6位)快走、総合9位でゴール。あきらめない執念でシード権を確保した。
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