山梨学院大学国際リベラルアーツ学部(iCLA)開設記念シンポジウムが6月20日、東京国際フォーラムで開催された。このシンポジウムはリベラルアーツ教育の本質について理解を深めることを目的に基調講演やパネルディスカッションなどで構成。事前応募により当選した高校生や保護者、高校・大学教職員などの教育関係者や一般市民などが参加した。基調講演では、「リベラルアーツ教育とは?」と題し、開成中学校・高等学校の柳沢幸雄校長が講演。柳沢校長はリベラルアーツの定義や教育法などについて解説し、「学生は初学者であるため、全ての学問分野が新しい分野であり、教員は初学者の学問観の構築に役立つ個別指導を行うことがリベラルアーツ教育の真髄だと考えます。知識量が爆発的に増えた現代において、リベラルアーツ教育とは学生一人一人に体系化された知識を持たせることであります。そして卒業時に学生が自身の専門を言えるように教育することが、現代におけるリベラルアーツ教育であると私は考えます」と述べ、講演を結んだ。参加者らは講演やパネルディスカッションなどを通じ、グローバル社会におけるリベラルアーツ教育の本質について理解を深めていた。
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