VOL2146 2015.11.15号

内閣総理大臣杯全日本大学レスリング選手権 最終日
〜70s級木下貴輪がチーム3年ぶりの優勝に導く〜
〜1.5点差の接戦優勝。東日本リーグ戦と二冠達成〜


フリースタイル大学日本一を決める「第41回内閣総理大臣杯全日本大学レスリング選手権大会」の最終日が11月15日に大阪・堺市金岡公園体育館で行われた。出場枠は参加大学から1階級1人として8人が出場でき、個人の成績のポイントによる大学対抗戦として争われる。山梨学院大は2年連続で2位に甘んじてきた、今年は日本一の奪還に挑んだ。1日目で57s級・高橋侑希(4年)、65s級・藤波勇飛(1年)が優勝するなど大学対抗ポイントで山梨学院大は29.5点の1位で折り返した。2位に日大26点、3位・日体大24.5点と続いた。2日目最終日、日大に変わって、追う日体大との優勝争いは、最後の試合で決着する緊迫した大会になった。決勝戦には70s級・木下貴輪(2年)と125s級のボルチン・オレッグ(3年)が残った。オレッグの優勝は堅いので木下の勝利に優勝が掛かった。厳しい試合を勝ち抜いてきた木下貴輪が輝いた。木下が決勝で敗れると優勝が危うくなる事態に、落ち着いて対処。前・後半2ポイントずつ奪いチームの優勝を引き寄せた。勝った瞬間、優勝を確信した応援団は喜びを爆発させた。『勝負は何があるか分らない』と臨んだ最終戦。オレッグは相手を寄せ付けない余裕の勝利で優勝。山梨学院大の3年ぶり4回目の優勝が決まった。2位日体大との点差は僅か1.5。薄氷を踏む優勝だった。大学対抗得点は1位山梨学院大53.5点、2位日体大52点、3位日大36.5点となった。

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