VOL2274 2016.8.9号

第98回全国高等学校野球選手権大会第1回戦
〜山梨学院が速攻・猛打5対3で長崎商を破る〜
〜21年ぶりの1勝『猛打』が『固守』を上回る〜


第98回全国高等学校野球選手権大会第3日第2試合の第1回戦、山梨学院 対 長崎商戦が8月9日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われた。5年ぶり6度目出場の山梨学院が29年ぶり7度目出場の長崎商を5対3で破り、初戦を飾った。後攻の山梨学院は1回裏、1番・土田佳武が初球を左前安打し出塁。続く、2番・宮下塁の初球狙いの左越え適時二塁打で先制、さらに長崎商の送球失策の間に進塁。無死三塁、3番・知見寺代司の中前適時打で1点を追加し、わずか4球3連打の速攻で2対0とした。3回裏には4番主将・瀧澤虎太朗の中犠飛で3対0。7回裏には3番・知見寺の左犠飛で4対0。4番主将・瀧澤の中前適時打で5対0と長崎商のエース本田一政を撃ち込む。投げては先発の左腕・吉松塁が5回2/3を138キロのストレートにスライダーを織り交ぜながら、相手に的を絞らせない投球内容で、被安打3、奪三振2、四死球2、失点0と好投。救援したエース栗尾が139キロのストレートと多彩なスライダーで3回1/3を被安打2、奪三振1、四死球3、安打2で5対3と追撃されたが、エースとして粘る長崎商を抑えた。山梨学院の猛打が長崎商の固守を上回り、山梨学院は1995年初出場の第77回大会以来、21年ぶりの1勝を決め、通算勝利数を2勝として2回戦へ駒を進めた。2回戦は、三重県代表のいなべ総合と8月14日第1試合で戦う。

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