「第69回秋季関東地区高校野球山梨県大会」7日目3回戦が9月19日、甲府・山日YBS球場で3試合が行われた。山梨学院高校は、今大会で一昨年春以来の関東大会代表(2枠)出場を懸け、さらに春の選抜に照準を合わす。選手たちは5年ぶりの甲子園大会出場の高揚感を保ち、大会までの1ヶ月間の短期間で新チームを構築すべく練習に励み今大会に臨んだ。新チームでの2戦目(3回戦)は、山日YBS球場の第2試合、ノーシードながら侮れない甲府工業高と対戦した。試合は、山梨学院高の先攻で始まった。初回、1番広瀬巧真主将(2年)が強烈な遊撃内野安打で出塁すると、2番松尾孝太(2年)が四球を選び走者2・1塁、3番打撃力に定評のある五十嵐寛人(2年)に先制打を託すが、気負いからか初球を打ち上げ、走者そのままに4番小林侃汰(2年)がまたも初球の変化球を狙い済ます中前適時打で1点を先制した。続く5番関口俊哉(2年)も中前に弾き返し、1点を追加した。6番の山本瑞樹(2年)は走者を3・2塁に置いて、直球を右中間席に打ち込む3点本塁打で5点を先行した。先発の吉松塁投手(2年)は、1回裏こそ四球、安打で不安定な立ち上がりだったが、続く打者をきっちり抑えピンチを凌いだ。山梨学院は2回にも1点を追加、その後もチャンスをつくるも打線のつながりが悪く、ようやく6回、7回に1点ずつ加えた。吉松は適度に荒れる投球で散発4安打、三塁を踏ませず7回を無失点に抑え完封。山梨学院は8−0の7回コールド勝ちを収めた。
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