VOL2334 2016.11.13号

内閣総理大臣杯全日本大学レスリング選手権 最終日
〜2年連続5度目の優勝。東日本学生と2年連続二冠達成〜
〜70s級藤波、74s級木下が2年連続優勝を決定つける〜


レスリングフリースタイル大学日本一を決める平成28年度「第42回内閣総理大臣杯全日 本大学レスリング選手権大会」が11月12日に愛媛県・宇和島市総合体育館で開幕し、13日に2日目最終日が行われた。この大会は来年の国体が愛媛県で開催されるため、「えひめ国体レスリング競技リーハーサル大会」として行われた。大会には愛媛県や市町村、競技団体、学生ボランティアなど多くのスタッフが運営を支え、次期国体の準備に備えていた。この大会の出場枠は参加大学から1階級1人として8人が出場でき、個人の成績のポイントによる大学対抗戦として争われる。山梨学院大は前大会で3年ぶりの優勝を果たし、今大会では2年連続5度目の優勝に挑んだ。1日目は、今大会組み合わせが悪い中、ボルチン・オレッグなどの活躍で、優勝を競う第1候補の拓殖大と接戦を演じ、同点1位で2日目に繋いだ。13日、最終日は65s級、70s級、74s級の3階級が行われ、この日もライバル拓殖大に比べると組み合わせで分が悪く絶対に取りこぼしができない。まず、65s級の乙黒圭祐(2年)は、準決勝で優勝した早稲田大の選手に敗れ3位決定戦に回ったが、そこでも敗れ5位に終わった。70s級の藤波勇飛(2年)の1回戦は、実質決勝戦とも言える早稲田大の強敵・多胡島伸佳(4年)が対戦相手。試合は、学生トップのスピードとテクニックを持つ両者だけに随所に見せ場をつくり、見るものを釘付けにした。結果は藤波が後半主導権を握り、勝利。残り試合は安定した試合を見せ優勝した。74s級の木下貴輪(3年)は1戦、2戦目とも余裕の勝利を収め、準決勝が山場になった。試合は前半慎重に入った木下は、後半自分のペースに持ち込みフォール勝ちを収め難所を乗り切り、決勝も後半にポイントを奪い勝利。優勝を決定付けた。優勝は2年連続5度目、東日本学生リーグ戦とともに2年連続二冠を獲得した。総合成績は1位・山梨学院大、2位・拓殖大、3位・専修大となった。苦戦を予想された大会だったが、終わってみれば昨年2位との差が1.5点だったものが15点差、大差の圧勝だった。

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