VOL2338 2016.11.26号

山梨学院小、文科省研究開発学校最終年次研究発表会
〜テーマは「科学科」による科学的リテラシーの育成〜
〜研究成果を5年、4年生が公開授業で披露〜


文部科学省研究開発学校に指定されている山梨学院小学校で11月25日、「4年次(最終年次)研究発表会」が行われた。山梨学院小は、2013年に2度目となる4年間にわたる研究開発学校の指定を受けた。この日は午前中に研究主任の小林祐一教諭が研究テーマの「新設教科『科学科』による科学的リテラシーの養成」の研究開発課題・成果と提言・研究開発の内容などをまとめ最終年次の研究発表をした。また、研究テーマの観点から考えられた公開授業が行われた。授業は、5年生による「新開発!紙バネおもちゃ」や「伝え合おう、科学の研究や技術の開発」、4年生による「テーマ選択学習」の4つの講座が行われ、これらの授業は、学びを通じて科学的な思考に基づく探求、社会・生活の関わりなどを考えることによって、未来の社会を見据えた資質・能力を育成していくことを目的にしている。研究発表会には、15都道府県から約160人の教育研究者や教育関係者が来校し、子どもたちが真剣に取り組む授業を興味深く見守っていた。午後には山梨学院メモリアルホールに場所を移し、教育有識者と山学小担当者が公開授業の内容を取り上げ、その意義と課題を検証。パネルディスカッションでは「これからの科学教育の動向」や「今、求められている資質・能力」など各専門分野からの解説と提言が行われ、会場の多くの教育関係者は熱心に耳を傾けていた。

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