新年を飾る一大イベント箱根駅伝。「第93回東京箱根間往復大学駅伝競走」の往路区間が2017年1月2日午前8時、東京大手町読売新聞本社前を1区の選手21人が一斉にスタートした。10区間217.1kmを昨年優勝の青山学院大学を初め、昨年8位の山梨学院大を含めたシード校10校、予選会を通過した10校、関東学生連合チームを加えた21校が箱根を折り返し、大手町を目指す10区間の激走が始まった。2日の往路は5区間107.5kmで争われた。山梨学院大は、31年31回目の出場を果たした。今回は4区・5区の距離の変更に伴い、重要区間の見直しなどチーム戦略に注目が集まった。山梨学院は、1区の伊藤淑記(4年)が初の箱根駅伝に抜擢されたが、プレッシャーからか十分な力を発揮できずに20位に沈んだ。期待された2区エース区間のドミニク・ニャイロ(2年)も本来の爆発的な走力が沈黙。18位で3区の永戸聖(2年)に繋ぐと後半失速したものの、2つ順位を上げた。16位で襷を受けた4区上村純也主将(4年)はキャプテンの使命から攻めの走りでシード権争いに近づくも、延伸した距離の洗礼を受け後半失速した。17位で繋いだ襷を5区の上田健太(3年)は、初めて挑む山登りに善戦むなしく低体温症に苦しみ、本来の走りができずに総合16位でゴールした。山梨学院は、明日の復路3年連続の往路優勝を飾った青山学院大から8分11秒差で箱根芦ノ湖畔からシード圏内を目指し疾走する。
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