VOL2361 2017.1.3号

第93回箱根駅伝 復路区間
〜上位入賞を逸し、3年ぶりにシード権も落とす〜
〜万全な布陣で臨めず、結果に指揮官の眼に涙〜


「第93回東京箱根間往復大学駅伝競走」が1月3日、箱根芦ノ湖から東京大手町の読売新聞本社前までの復路5区間109.6kmのコースで行われた。よく晴れ渡った箱根芦ノ湖畔はスタート時間の午前8時の気温は0℃、微風と穏やかなコンディションの中、前日の往路で3連覇した青山学院大学からタイム差で次々とスタートした。2位の早稲田大とは33秒差、4位の東洋大まで3分以内の混戦。山梨学院大は2日の往路で1区伊藤・2区のニャイロで流れに乗れず総合成績で16位と出遅れたがシードラインの10位までは2分差とシード争いも白熱さを増す。今季の山梨学院は三大駅伝優勝を目標に掲げたが、出雲2位、全日本大学3位と目標には届かず最後の箱根駅伝優勝に照準を絞った。しかし往路で流れに乗り切れず、16位でゴールすると、次にシード権獲得に目標を変えた。3日朝8時、復路箱根芦ノ湖のスタート地点は快晴に恵まれ、空気は冷たいものの0℃の気温でも風もなく寒さを感じさせない。6区は昨年の雪辱を晴らそうと秦将吾(4年)が担い、一気にシード争いに加わろうとするが、区間16位と順位を上げることができなかった。7区久保和馬(2年)が2つ順位を押し上げシード権に近づいたかに見えたが、8区小山祐平(4年)、9区古賀裕樹(3年)、10区熊代拓也(4年)は徐々に時間差を広げられシード権獲得には至らず、総合17位と当初は予想すらしなかった順位に沈んだ。次回は予選会からの挑戦になる。優勝は往路で3連覇を飾った青山学院大が復路で相手を寄せつかせない強さを見せ、総合3連覇、史上4校目となる三大駅伝優勝の3冠に輝いた。

詳しくはこちら


Copyright (C) 2016 YGUPR. All Rights Reserved.