VOL237 10月10日
テーマ『記憶と記録』
第34回樹徳祭実行委員長 漆原 保彦 氏 (山梨学院大学 商学部3年)
 
漆原保彦(うるしばら・やすひこ 22歳)さんは、同大学・短期大学共催の第34回樹徳祭の実行委員長に就任した。今回のテーマは『記憶と記録』。入学当時、友達が樹徳祭実行委員会に入ると聞いて「俺も入る」と金魚の糞のようにくっついて入会した。学園祭の醍醐味を味わったのは昨年の学園祭。プロレス好きが功を奏し、プロレスラーで国会議員・タレントの大仁田厚氏の、トークショー『ファイヤー!大仁田厚参上!!』の司会者に抜擢された。漆原家はファミリー挙げてのプロレスファン。小学校4年生からゴールデンタイムに放映された新日本プロレスを手に汗を握り締めて観戦していたというキャリアの持ち主。「憧れの大仁田さんと共演できて夢のようでした。自分の得意ジャンルだったので、臆することなく進行の大役を勤められました。それ以来、学園祭狂になりました」と顔を赤らめながらシャイに語る。その勢いで、実行委員長に立候補した。今年の催しは、各種研究発表、展示に加えて「海援隊のカバー曲『贈る言葉』が27万枚を突破し、オリコンで7週連続1位のFLOWのステージを企画した『FLOW special live』と、他大学との共催のゲームバトル『山学・英和頂上対決!〜生き残れるのは、わずか5チーム〜』」、それに「『インディーズバンドライブin樹徳祭〜音楽好き大集合!〜』、『これが佐藤隆太Style!!』、『第4回樹徳杯ヘアーカットコンテスト』、『チアリーディング』、『軽音LIVE』、『King of 模擬店 〜見せます!食べます!今年もやります!〜』、『拓郎LIVE』、福田雅章先生の『いま親は子どもとどう向き合うべきか〜近年の非行少年からみえてくるもの〜』、『New Japanese discovery!』、『警察展示会』、『消防展示会』、『第1回山学杯!!3on3大会〜気持ちいい汗をかきませんか?〜』、宮塚利雄先生の『日本と北朝鮮の関わり』、『衝撃安値!!フリーマーケット』、『Message Of Canvas 〜樹徳祭に来た記録を残そう〜』、『全員集合!この指とまれ!〜集まれちびっこ!〜』、『「美」ビューティープロジェクト』、『アルコール限界度チェック!〜お酒を飲んでも、飲まれるな!〜』、『緑は地球を救う』、『風船屋』など」と、盛りだくさんと胸を張る。「これらのラインアップで、今までの樹徳祭に関わってきたすべての人達の記憶を引き出し、また、第34回樹徳祭のイベントで様々な記録を残して、皆さんの記憶にも残るような素晴らしい学園祭にしたい」と。また、今回の樹徳祭のテーマ『記憶と記録』は、「学生は勿論のことOG、OB、市民など参加しやすいテーマとなっている」と胸のうちを明かす。既に、『FLOW special live』の前売券1300枚は、わずか3週間で完売させた。あとは当日券100枚を残すだけだという盛況ぶり。それでも、「当日のことを考えると、不安になる」という。筋骨たくましい風体に似合わず繊細な一面を覗かせる。「成功したらこの髭を剃ります」と、験を担いだ髭を手で撫でて見せた。
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