VOL2392 2017.03.30号

第十九回酒折連歌賞「問いの片歌」記者発表
〜「答えの片歌」の募集要項等を発表〜
〜4月1日より募集開始、9月30日まで〜


酒折連歌賞実行委員会は3月30日、山梨学院広報スタジオで「第十九回酒折連歌賞『問いの片歌』」記者発表を行い『答えの片歌』の募集要項などを説明した。酒折連歌賞は、多くの人に連歌に興味・関心を持ち、連歌を蘇らせ文化の振興、文化の創造に資することを目的に1998年(平成10年)、山梨学院大学が母体になり創設された。文学形態上からも珍しく特色があるといわれ、伝統を現代に活かそうという試みは、今回で第十九回を数える。「古事記」によると倭建命(日本武尊)が大和への帰途に酒折宮に立ち寄った際、詠んだ片歌に御火焼(かがり火役)の老人が片歌で返した逸話が連歌の起源とされたことから、酒折宮が連歌発祥の地といわれるようになった。「酒折連歌」と名づけているものは、5・7・7の問いの片歌に対して5・7・7の答えの片歌の問答形式になっている。記者発表では第十九回の問いの片歌『百年を考えている夏目漱石』『ニホニウム113をはじまりとして』など5句が発表された。他に「酒折連歌賞」の概要、前回の応募状況、今回の応募要項についての詳しい説明があり、実行委員会事務局は前回の「答えの片歌」33,634句を上回る応募に期待を寄せている。答えの片歌の募集期間は4月1日より9月30日までとなっている。

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