「第69回春季関東高校野球山梨県大会」の決勝戦が5月7日、山日YBS球場で行われた。山梨学院は、昨日の試合で優勝候補の一角と目されていた東海大甲府高を16−5の大差の5回コールドで下し決勝戦に進出した。山梨学院は、準決勝で勝利したことにより3年ぶり10度目の春季関東大会出場を決めた。また、昨日の準決勝もう1試合で、駿台甲府高が日本航空高に競り勝ち、23年ぶりに関東大会出場を決め、決勝戦に駒を進めた。試合は、今大会初の先発を託された垣越建伸(2年)。1回表、垣越は、味方の美技にも助けられ3者凡退の上々スタート。2回に2者連続安打と味方守備との連係ミスで無死満塁のピンチ。次打者の内野ゴロで1点を先制される。3回裏、山梨学院の攻撃は一死後、四球と2番五十嵐寛人(3年)の二塁打に3番栗尾勇摩(3年)のスクイズ犠打で同点とする。4回裏にも丹沢海輝(3年)、松尾孝太(3年)の連続安打、相手内野手の失策で無死満塁。さらにパスボールが重なり難なく1点を勝ち越した。この好機に後続が続かず1点止まりだった。5回表には、駿台甲府高に2本の安打とパスボールが絡み、1点を返され再び同点とされる。6回裏、山梨学院は相手失策、犠打、中尾勇介(2年)の中前適時安打で1点を勝ち越す。山梨学院投手陣は8回表まで、先発垣越、坂本遥飛(3年)、勝又功徳(3年)、栗尾勇摩、吉松塁と繋いできており、先を見据える投手起用で試合を主導した。8回裏の攻撃、一死一塁から9番広瀬巧真(3年)、中尾勇介の連続安打で一死満塁の好機に2番に入った吉松塁がきれいに2点中前適時安打を放ち、点差を広げた。9回表に駿台甲府高も最後の粘りを見せ、1点を返したものの、勝負はそこまで。5−3で山梨学院高が勝利し優勝を飾った。山梨学院は、春季関東大会、3年ぶり10度目となる出場に、山梨県大会3季連続優勝の花を添えた。
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