山梨学院小学校の教育カリキュラム「スポーツプロジェクト」の最終日5月27日に行われる「スポーツフェスティバル」に向けて準備が進められている。2週間の期間をかけて行うスポーツプロジェクトは、子どもたちと教師が企画した1つのテーマを事前に学習し、“走る”“蹴る”“跳ぶ”“投げる”の運動要素を取り入れ、オリジナルな運動競技が繰り広げられる。山梨学院小では、さまざまなプロジェクトを実施している。秋に行われる「オクトーバープロジェクト」、冬の「アカデミックプロジェクト」とともに三大プロジェクトと呼ばれる「スポーツプロジェクト」。通常の授業とは別に時間を設け、学年の壁を取り払い一つのテーマを協同で追求していく山梨学院小独自の課題探究型学習。「スポーツプロジェクト」は毎年テーマを変え、「大航海時代」、「古代文明」、「太陽系」、「宝石」、「地球」、「Discovery 発見」、昨年の「戦国SENGOKU」など子どもたちの興味・関心に基づき決められてきた。今年のテーマは「VIVA〜喜びと共に〜」が採用された。昨夏の南米大陸初のリオデジャネイロ五輪の興奮から2020年の東京五輪に向けて、各大陸を探求することがテーマ。今後は同様な方法でそれぞれの特長を学び、それにスポーツの要素を組み込み東京へ聖火を繋ぐスポーツプロジェクトの第1弾として決められた。今年は、南米大陸の自然特質を「ボルカン(火山)」オレンジチームと「グラシアール(氷河)」青緑チームの2チームに分かれ、南米の雄大な自然や多様な動植物や様々な世界遺産や自然遺産をイメージした競技で競い合う。取材した23日はプロジェクトの中盤。学内のいたるところで事前学習、壁画の製作、表現運動などの活動が行われており、会場となる古屋記念堂では学年別種目の練習にも真剣に取り組み本番に備えていた。
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