VOL2454 2017.07.23号

2017全国高校野球選手権山梨大会 決勝戦
〜山学高2年連続7度目、苦しみながら優勝〜
〜吉松171球熱投、打線は東海大甲府を粉砕〜


「第99回全国高校野球選手権山梨大会」決勝戦が7月23日、甲府市・山日YBS球場で行われた。山梨学院高校は、昨日の準決勝で日本航空高に手堅く勝利し決勝戦に進んだ。決勝戦は昨年夏の大会3連覇を阻止した東海大甲府高と再び対戦。東海大甲府高は打撃が好調で、投手陣も安定。2連覇を目指す山梨学院にとって大きな関門としてそびえ立つ。試合は、東海大甲府の先攻で始まった。山梨学院は、この大会2度目の先発左の吉松塁(3年)。1回表、吉松が先頭打者に四球。続く打者を投手ゴロに打ち取ったが二塁に悪送球。2走者が生きるピンチに。一死後、相手適時打であっさり先制点を許した。山梨学院は、東海大甲府のエース高清水投手に5者連続三振などの好投で5回まで僅か安打一本で得点の糸口が見つからない。山梨学院の吉松は立ち上がりが不安定だったものの、二回以降六回まで初回に打たれた1本に抑える快投を披露。打線は五回裏、先頭の6番清水玄司(3年)、松尾孝太(3年)が安打で出ると8番吉松がきっちり犠打で走者三塁二塁に、9番広瀬巧真(3年)が初球を振りぬき左中間を破る2点適時三塁打で逆転。この回1点を追加した。六回にも四球と3本の長短打で3点を追加。七回表に1点を返されたがその裏猛打が爆発、6本の長短打で一挙7点を上げ、13−2とした。試合は、9回表、相手も意地を見せ1点を返したが、吉松は大量点に守られ最後の打者を遊撃ゴロに打ち取り、悠々完投勝利を挙げた。この瞬間山梨学院メンバーはマウンドに駆け寄り歓喜の声を挙げた。山梨学院は2年連続の甲子園への切符を手にした。

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