「第70回秋季関東地区高校野球」1回戦が10月24日、神奈川・サーティーフォー保土ヶ谷球場、横須賀スタジアムで4試合が行われた。東京を除く関東7県、15校が出場するこの大会は来春の選抜甲子園出場校選考の重要な参考資料となり、今夏の甲子園で優勝した埼玉・花咲徳栄高を初め、昨年優勝校栃木・作新学院高、神奈川・東海大相模高など強豪校が競い合い、好試合が予想される。山梨学院は、2年連続甲子園を経験した3年生が抜けた新チームは、打撃力は落ちるものの、守備力、機動力を活かした試合運びで県大会を2位通過。2年連続8回目、秋の関東地区大会の切符を手にした。今春、成し得なかった選抜出場権獲得に向け、新たな気持ちで大会に挑んだ。1回戦は茨城第1位の明秀日立高と対戦。明秀日立は140キロ前半の速球を持つ細川拓哉投手の豪腕と強力打線が特徴。試合は、後攻の山梨学院高が持ち味の機動力を活かし1回裏2点を先取。それを追いかける明秀が2回表に先発垣越建伸投手(2年)を攻め、二つの四球と適時安打で1点を返すと、3回裏には再び山梨学院も四球、盗塁、適時安打とそつのない試合運びで1点を追加した。リードするも、制球に苦しむ垣越は、5回表、失策と5本の安打で4点を奪われ、逆転を許した。明秀は7回、8回にも追加点を加え、山梨学院を突き放した。山梨学院は得点圏に走者を進めるが、後一本に泣き7-3で1回戦敗退。春の選抜出場権はならなかった。
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