長野県軽井沢町で熱戦が繰り広げられてきた「第90回日本学生氷上競技選手権大会(インカレ)」は最終日1月8日を迎えた。この日は、スピードスケート競技とフィギュアスケート競技が行われ、5日間の大会を通じて選手たちは、今自分が持っている力の限りを尽くして母校のため、チーム、自分のために滑った。スピードスケート競技最終日は、インカレ対抗戦の花形、4人で滑る男女2000mリレーと3人一組で滑るチームパシュート(団体追い抜き)が行われた。最初の種目、女子2000mリレーは、1走・原茉畝(3年)、2走・高山菜摘(4年)、3走・持田あかり(2年)、4走・虫狩光桜(3年)の力のこもった滑りで2位に入り表彰台に上った。男子は2走、3走のバトンの受け渡しで接触があり、失格となり記録なしとなった。続いて行われた男女のチームパシュート。男子は3人一組でリンクを8回、女子は6回周回する。女子は、原田梨央(4年)、高山瑞穂(3年)、川上琴子(3年)のメンバーで臨み、3人の息の合った滑りで2位を獲得した。男子は、入賞できなかった。この結果、山梨学院のスピード部門(ショート、スピード)で女子総合成績は1位となり昨年から大幅に躍進、男子は総合成績9位と昨年より順位を落とした。すべての競技終了後、山学大はスケート部全員でラストラン、花束を手にした7人の4年生は、一人ひとり4年間のスケートへの思いをいつも陰で支えてくれた保護者、監督・コーチ、後輩の前で述べ、溢れ出る涙を拭い、感謝の気持ちを伝えた。夕方から行われたフィギュアスケート競技女子FS(フリースタイル)で河西萌音(1年)、藤本梨乃(1年)は初のインカレに挑み22位、18位となりフィギュアスケート部門のSP(ショートプログラム部門)との総合成績は9位となった。
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