VOL2548 2018.2.15号

山梨学院学術報告会2017
〜大学教員が調査研究の成果を学外に発表〜
〜5人の教員が専門分野の興味深いテーマで〜


山梨学院生涯学習センターは、山梨学院の教員が取り組む調査・研究活動の成果を発表する「山梨学院学術報告会2017」を2月15日、山梨学院クリスタルタワー6階の生涯学習センター講義室で開催した。これは教員が学会や研究会などで発表した学術論文などの研究成果を、学内及び学外の一般の方々に広く公表するもので、2013年度から始まり5回目の実施となった。今回の報告会は、第1部、第2部の2回に分け大学から5人の教員が自身が研究するテーマの成果を発表した。第1部では最初に山梨学院大経営情報学部経営情報学科・倉澤一孝特任准教授が「中国におけるキャッシュレス化の進展」のテーマに中国で実地調査した結果を報告。続いて法学部政治行政学科・大高瑞郁准教授が「他者の心の推論:子どもはどのように親の心を読むのか?」と題し、子どもが親の態度や感情表出によって親の心を読む調査・検証を行った成果を報告した。健康栄養学部管理栄養学科・名取貴光准教授は「神経変性疾患の予防・治療に向けた基礎的研究」をテーマにアルツハイマー病など神経変性疾患の抑制効果を研究報告した。夜7時から始まった第2部報告会では、現代ビジネス学部現代ビジネス学科・東秀忠准教授が「自動車からモビリティへ〜技術は社会をどう変革するか?〜」をテーマに移動手段を考えることによって社会をどう変えていけるかを考察した。また、スポーツ科学部スポーツ科学科・森幸也教授が「生物進化論と地球温暖化説、両論争への固定的自然観の影響」をテーマに各論争を通して固定観念が科学的考察を歪めてきたのではないかとの研究発表を行った。会場には一般市民の方や大学教職員が5人の取り組んだ興味深い研究テーマの発表に耳を傾け、発表後には質疑応答が活発に行われた。

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