山梨学院生涯学習センター主催の「やまなし学研究2018」前期コースが、4月25日開講された。前期コースは、「甲斐の古道を訪ねて」をテーマに全7回実施され、この日は山梨学院大学法学部政治行政学科の保坂康夫非常勤講師が「古道の文化史−甲斐の古道概論−」と題し、第1回目の講座を行った。会場となった山梨学院生涯学習センター講義室には、80名の市民や学生が集まり、保坂講師の話に耳を傾けた。保坂講師は『甲斐國志』から甲斐の古道(甲斐九筋)を読み解き、古事記や日本書紀に記載されている酒折の歴史的価値を解説。さらに、旧石器時代から近世にかけての土木工事や道路建設から甲斐の交通路の成り立ちについて、図表や写真をもとに説明を加え、「道」の意義について詳説した。市民らは真剣な表情で保坂講師の話に聞き入り、時折熱心にメモを取るなど甲斐の古道について理解を深めていた。
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