学生レスリング界最高峰の大学対抗団体戦「平成30年度東京都知事杯東日本学生レスリングリーグ戦」は、3日間の最終日が5月18日、東京・駒沢体育館で順位決定リーグ最終戦が行われた。Aグループ1位の山梨学院大は昨日、Dグループ1位日大、Cグループ1位の日体大を退け、2連勝で最終日を迎えた。最終戦の対戦相手は昨年準優勝でBグループ1位の拓殖大。試合の流れを影響する57s級には、坂本京太(4年)が任された。昨日の日体大戦では敗れたものの、予選リーグ2戦目からすべて切り込み隊長を担い、役割を十分に果たしてきた。この試合でも慎重な試合運びで勝利、先制した。2番手61s級の服部大虎(1年)は、第1ピリオドを僅差で折り返したものの、第2ピリオド中盤、攻め込まれ4点を失いそのまま敗退した。65s級の乙黒拓斗(2年)は、前半を落ち着いて得点を奪い3−0でリードすると後半序盤、相手の動きを見切り、連続して得点を加え勝利。流れを山梨学院に呼び込み、兄の70s級乙黒圭祐(4年)につないだ。乙黒は、立ち上がり、フェイントで足にタックルにいく巧みな攻撃で4得点を奪い主導権を握り、チームスコアを3−1とした。74s級の絶対王者藤波勇飛(4年)は、怪我の後遺症を感じさせずに、余裕の勝利を収め、この時点で山梨学院の優勝が決まった。続く86s級山田修太朗(1年)は、大型新人の期待を裏切らない内容で相手を下し、日体大は125s級のアルメンタイ(2年)に対しては、優勝が決まっただけに大事を取り棄権。山梨学院は対戦成績を6勝1敗とし、全勝で2校目(戦後)となる6連覇を達成。通算9度目の優勝を飾った。1部リーグの順位は優勝・山梨学院大学、準優勝・拓殖大学、3位・日本体育大学、4位・日本大学となった。
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