VOL2616 2018.7.8号

レスリング世界選手権代表選考プレーオフ
〜山学フリー3人が世界選手権出場権獲得の快挙!〜
〜65s級乙黒弟、70s級乙黒兄、74s級藤波〜


レスリング世界選手権代表権を懸けたプレーオフが7月7日、埼玉県・和光市総合体育館で行われた。プレーオフは、昨年12月の全日本選手権と先月行われた全日本選抜選手権の優勝者が異なる階級が世界選手権代表権を争う。山梨学院大から、65s級フリースタイルに乙黒拓斗(2年)、70s級(同)乙黒圭祐(4年)、昨年の世界選手権70s級銅メダルの藤波勇飛(4年)が74s級(同)に出場した。乙黒拓斗は、6月の全日本選抜で初優勝し世界選手権挑戦権の切符を手にした。兄の乙黒圭祐は、昨年12月の全日本選手権に優勝し勝てば世界選手権出場権を獲得する全日本選抜決勝で、脳震とうで負傷棄権した。藤波勇飛は、全日本選抜の優勝も確実視されていたが、5月上旬に負傷した顔面骨折の大事を取り棄権。それぞれにプレーオフに出場権を懸け臨んだ。試合は、65s級の乙黒拓斗が最初に登場。全日本選手権の覇者、高谷大地(自衛隊)と対戦。乙黒が序盤から低い姿勢から攻め込み安定した戦いで第1ピリオドTF(テクニカルフォール)勝ちで世界選手権の切符を手に入れると、続く70s級、兄の乙黒圭祐は、先月の全日本選抜で敗れた相手に手こずりながらも、先攻したリードを守り切り5−3で勝利。兄弟揃って世界選手権代表に内定した。次の74s級では、棄権した全日本選抜の雪辱を圧倒的な強さで晴らし、2年連続の世界選手権代表を確実にした。山梨学院レスリング部から現役選手が3人同時に世界選手権日本代表に選出される快挙を成し遂げた。山梨学院関係では先に出場を決めているOBで57s級の高橋侑希(ALSOK)、61s級小ノ和也(自衛隊)の2人を加えて5人。世界選手権10階級のうち実に軽・中量級5階級を占め、他を寄せ付けない強さを示した。
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