「第100回全国高校野球選手権記念山梨大会」準決勝戦2試合が7月21日、山日YBS球場で行われた。今大会、初の3連覇に挑む山梨学院高校は、第1試合でノーシードから勝ち上がった伝統校の甲府工業高校と対戦した。この日の甲府の最高気温も37度と予想され、うだる暑さの中の戦いとなった。午前8時30分に山梨学院高の先攻で試合は開始された。甲府工業の先発は、初戦、準々決勝で粘りの投球でチームを支えてきた渡辺涼太。先制したのは甲府工業。好投を続ける山梨学院先発の鈴木博之(3年)は、4回裏一死後、二塁打とワイルピッチの処理を誤る間に1点を許し先制された。5回表、山梨学院は先頭打者6番栗田勇雅(1年)が中堅越え本塁打で同点。6回には、四球の走者を犠打と犠飛で二死三塁に進めると、好調の4番中尾勇介(3年)が適時二塁打を放ち逆転した。その後も山梨学院は着実に加点し、投げては5回から鈴木を救援した垣越建伸(3年)が2安打8奪三振無失点と好投し、「打倒私学」を旗印にした甲府工業を5−1ではねのけた。他の準決勝の結果は、東海大甲府高と帝京第三高との対戦で、序盤に逆転リードした帝京第三が追う東海大甲府を振り切り決勝に進出。山梨学院、明日の決勝戦は3連覇を懸け帝京第三と対戦する。山梨学院初の3年連続、8度目の甲子園を目指して。
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