7月7日開幕した「第100回全国高校野球選手権記念山梨大会」は2週間にわたり熱戦が繰り広げられた22日、決勝戦を迎えた。山梨学院は初戦の山梨高校、2戦目の日大明誠高校に5回コールド勝ちを収め、準々決勝の都留高校、準決勝の甲府工業高校を相手に順当に勝利。決勝では優勝候補の一角、東海大甲府高校を準決勝で破った帝京第三高と対戦した。先攻の山梨学院2回表、2連続安打と四球で無死満塁から7番相澤利俊(2年)が2点適時打で先制。一死後、交代した相手投手の制球難から押し出しで2点を追加、優位に立った。3回には、4番中尾勇介(3年)の安打と野村健太(2年)の左翼フェンス直撃の二塁打で1点を加えた。山梨学院の先発は、昨日の準決勝と同じく、鈴木博之(3年)が登板した。鈴木は3回まで無得点に抑えていたが、4回裏、突如乱れ3連打を浴び垣越建伸(3年)に救援を仰いだ。垣越は5回裏、味方失策も絡み連続安打を許し1点を与え5−2と差を縮められた。山梨学院打線は7回一死三塁二塁から5番野村のこの日2本目の二塁打で2点、さらに相手の失策で1点を加え突き放した。8回にも2連続安打とスクイズで1点、4番中尾の中堅越えの二塁打で1点と着々と得点を重ね10−2とした。9回には、代打長谷川学(3年)の二点本塁打も飛び出て、最後は12−4で決勝戦を制した。山梨学院では初となる3年連続甲子園の切符をつかみ取り、新しい高校の歴史をつくった。
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