「第100回全国高等学校野球選手権大会」が8月5日に開幕。6日、2日目第1試合に山梨学院高は高知県代表・高知商高と対戦した。過去に甲子園で準優勝をするなど古豪で知られる高知商高は、9年連続出場を狙った強豪明徳義塾高を破り12年ぶり23度目の出場を果たした。3年連続8度目の甲子園出場で最低でも2勝。さらにその上をいく、県勢初優勝を目指す山梨学院にとって、まずは突き破らねばならない関門。試合が始まる午前8時前、応援団、吹奏楽部、チアリーダー部、生徒会、一般生徒、教職員の約500人余りと野球部保護者会、OBなど総勢2000人の大応援団が一塁アルプススタンドに陣取った。試合は山梨学院の先攻で始まった。応援団一人一人の熱い気持ちに応えるべく1回表、2安打で1点を先取。山梨学院の先発垣越建伸は持ち味の速球の冴えがなく、4回までに7点を許す苦しい投球。5回表、山梨学院が反撃を開始。4本の安打と相手投手の制球難から4点を返し、なおも満塁から4番中尾勇介が起死回生の満塁本塁打を放ちこの回一挙8点を挙げ逆転に成功。その後、互いに点を奪い合うシーソーゲームになったが1点をリードした山梨学院に対して7回裏、高知商高は山梨学院救援陣から5連打3点を奪い再び逆転した。山梨学院は、その後相手投手を崩せず打撃戦に終止符が打たれ初戦突破はならなかった。様々な人たちに支えられ勇気を与えられ臨んだ『夏の甲子園』。今大会も悲願の2勝超えは持ち越された。
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