山梨学院歌舞伎「酒折座」公演会が12月12日夜、山梨学院メモリアルホールで開かれた。これは、法学部政治行政学科の小菅信子ゼミで、「日本の文化」をテーマとして近現代について実践研究の一環として行われ、一昨年「酒折座」の旗揚げ公演、昨年の公演に続く3回目となる。今回は、日本文化を研究する前期のゼミから後期ゼミは、山梨学院歌舞伎「酒折座」を実際に企画運営するワークショップが行われ、ゼミ生を含めて、「酒折座」座員の公式な部活動として行われた。以前の2公演は、学生たちが自ら踊る「役者組」と「制作組」とに分かれて行われたのに対して、今回の公演では、小菅ゼミ生約30人が歌舞伎の興行会社の業務を想定し、企画・運営・広報・舞台進行・照明・音響などに役割分担して公演を創り上げた。初めに花川流家元七世花川蝶十郎さんの「甲斐残影」の優雅な舞踊に始まり、公演に協力した小野智弘さん(4年)の三味線独演、花川蝶十郎さんとプロの着付け師が男子学生をモデルに女形の化粧と振袖の着付けを解説を交えて実演し、「町娘」のあでやかな姿に変身させた。会場には、学生や教職員が集まり、歌舞伎舞踊や裏方の一端を興味深く見守った。
詳しくはこちら
|