山梨学院短期大学食物栄養科栄養士コース『専門的実践力外部試験』が2月19日・20日の両日、同大の調理実習室で行われた。試験は、54名の学生がそれぞれ事前に成人女性(18〜29歳)が2月に学食または社員食堂で食べる昼食の献立を作成したものを調理した。秋山知子審査員長は「全体的にどれも良く美味しくできていた。どのような意図で献立を作り、どのような思いを込めるかで相手の体や心にも届く食事になると考えている。食べたいと思い、美味しいと感じてもらい、食べて栄養になるような食事となるように日々向き合ってほしい」と講評した。杉原美里さんは「2月なので『風邪防止』をテーマにした。主菜は『かぼちゃの肉巻き』でビタミンB1で疲労回復できる豚ロースを南瓜に巻いた。汁物の『野菜ポトフ』にはビタミンCが含まれているじゃがいもを使い、彩りを考えて人参と南瓜を加え免疫力を高めた」とやりきり満足げに述べた。深澤早苗教授は「学生は緊張しながらも、集大成ということで良く頑張ったと思う。教員は学生一人一人の審査項目評価について、つぶさにメモを取った。それを来年度の授業改善に生かしたい」と述べた。
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