第42回女子全日本学生ホッケー選手権大会決勝戦が11月3日、東京・大井ホッケー競技場サウスピッチで行われた。山梨学院は奇しくも昨年と同カードとなった決勝、山梨学院大学2年連続10回目、立命館大学3年ぶり5回目の優勝をかけて戦った。山梨学院は第1Q開始、13分立命館にセットプレーのPC(=ペナルティコーナー)を与える。立命館の強烈なヒットシュートを守護神ゴールキーパー(=GK)3番 中島理子が好セーブで阻止した。その後もドリブルで攻め込まれる場面も山梨学院が堅いディフェンスで守り、オフェンスはドリブルやスクープなどで応酬するも両者無得点で第1Qが終了した。第2Q開始、山梨学院が22分にPCを獲得、10番 尾本桃子が強烈なフリックシュートを放つが立命館のGK1番 木下実咲の好セーブに阻まれる。山梨学院がボールをキープするが決定打にかけ、一進一退の攻防で0対0で第2Qが終了した。第3Q開始、32分に山梨学院が続けてPCを立命館に与えるが死守する。山梨学院は相手陣内に深く攻め入るが決定打を欠き0対0で第3Qが終了した。第4Q開始、山梨学院は相手サークルに再三攻め込むが立命館の堅守を崩せない。48分守護神GK3番 中島理子が立命館26番 佐々木杏のカウンターからのスピードのあるドリブルで1対1となるが得点を許さない。山梨学院は攻撃の手を緩めることなく10番 尾本桃子の巧妙なスクープで攻めてサークル内に入るが得点できずに0対0で、昨日の準決勝に続くSO(=シュートアウト)戦へ突入した。山梨学院はSO戦1対3で敗れ2年連続10回目の優勝を逃したものの8回目の準優勝に輝いた。ジョン シアン監督は「この大会を通して失点ゼロで『大会無失点の準優勝』だった」と選手を称えた。
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