全国大学選抜女子ソフトボール選手権大会(インカレ代替大会)1日目が11月10日、愛知県安城市・デンソーブライトペガサススタジアムなどで行われた。同球場の第1試合は優勝候補の一角同士の山梨学院大 対 東海学園大の好カードとなった。山学大は東園大に2対6で敗れた。試合は、後攻の山学大は初回、エース右腕 信田沙南が一死後、3連打で一死満塁。続く5番のピッチャー返しの打球を遊撃手が上手く回り込み捕球し、ホーム封殺を狙ったが悪送球となり1点献上。全員がマウンドに集まり仕切り直した一死満塁で迎えた6番、信田が右中間に運ばれ走者一掃の適時二塁打とし0対4。続く7番にも中前適時打され0対5。追いかける山学大は1回から4回裏まで得点圏に走者を進めるがあと一本が出ず得点できない。訪れたチャンス6回裏、1番 小澤彩稀が四球で出塁。二死後、4番主将 菊池朋美が中前安打で二死一、三塁。ここで捕手の菊池に代わりテンポラリーランナー3番 小林美沙紀が一塁走者に、5番 岡嵜晴の一球目に小林が盗塁し捕手の二塁への悪送球を誘い1番 小澤が生還し1対5。さらに5番 岡嵜の右前適時打で小林が生還して2対5と追い上げる。山学大は7回表にも信田が1点を失い2対6とされ1回戦で姿を消した。清水正監督は「チームは10月下旬、19大学が参加した大会で、今回出場している日本体育大、淑徳大、城西大の強豪校に勝ち優勝し波に乗ってこの大会に臨んだ。信田に『初回はコーナーを狙わずに打たせて行こう』と指示。相手の先発はエースの本格派右腕を想定して来たが、ノーマークの軟投派左腕だった。今日の敗因は監督」と大きく頷き、「今年のチームは4年が中心で全国制覇できる力を備えていただけに無念」と結んだ。
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