第99回全国高校サッカー選手権大会が12月31日に開幕し、3年ぶり7回目の選手権出場の山梨学院高は浦和駒場スタジアムで、3年前に逆転負けを喫した米子北高(鳥取県代表)と対戦した。山学は県大会決勝と同じスタメンで初戦に臨み、試合は立ち上がりから球際の激しい競り合いで両校一進一退の攻防。堅守速攻が武器の米子北は、素早い攻守の切り替えから前への推進力を持って攻撃に転じるが山学が組織的な守備でゴールを堅守。0対0で前半を折り返し、後半13分、山学は戦局の打開を目指し、ツートップの2枚替えを行う。一方で、山学CB2枚が負傷退場するなど予測ができない試合展開となった。試合の均衡が破れたのは後半29分、MF新井爽太のロングスローを途中出場のDF加藤豪太が頭で合わせ山学が先制。1点を追う米子北も前線の選手を交代させるなど攻撃の活性化を図り、山学は米子北の猛攻にあうが、粘り強い守備を披露。最後まで集中力を切らさず、ゴールを守り抜き、選手層の厚さを見せた山学が3年前の先輩たちの雪辱を果たし、1対0で勝ち切り、4年ぶりの選手権初戦突破を果たした。 。
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