第99回全国高校サッカー選手権大会3回戦が1月3日に行われ、11大会ぶりの優勝を目指す山梨学院高は浦和駒場スタジアムで静岡県代表の藤枝明誠高と対戦した。試合は、立ち上がりから山学が堅守速攻で中盤の激しい攻防を制し、アタッキングサードまで攻め込み攻勢を強める。対する藤枝明誠は攻守の素早い切り替えから両サイドを大きく使い山学ゴールに攻め込むが、今大会無失点を誇る山学守備陣がゴールを堅守。前半31分、相手GKのフィードをFW野田武瑠がインターセプトし、これを受けたMF浦田拓実のゴールで山学が先制。しかし、33分には藤枝明誠がCKの混戦のこぼれ球を押し込み同点に追いつき、試合は振り出しに。山学は後半に入り、選手2人が負傷交代したが、交代選手が相手の攻撃にすぐに順応し、両校激しい鍔迫り合いが続く。試合は80分では決着がつかず、勝負の行方はPK戦に。PK戦も拮抗し、両校5人全員が成功しサドンデスとなり、後攻の藤枝明誠の7人目を守護神GK熊倉匠がコースを読み切りスーパーセーブ。山学が総合力で激闘を制し、ベスト8・準々決勝進出を決めた。
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