第99回全国高校サッカー選手権大会決勝が1月11日に行われ、11大会ぶりの選手権制覇を目指す山梨学院高は埼玉スタジアム2002で青森県代表の青森山田高と対戦した。決勝も完全無観客で行われ、サッカー部員や代表生徒は山梨からパブリックビューイングで戦況を見守った。試合は、立ち上がりから青森山田が押し気味に試合を進めたが、前半12分、MF廣澤灯喜のミドルシュートで山学が先制。11年前を彷彿とさせるゴールでPV会場は歓喜に沸いた。1対0で折り返した後半は、青森山田がさらに攻勢を強め、12分にセットプレーの混戦から同点に追いつくと18分には、右サイドを崩し青森山田が逆転。一方の山学は、33分にFW野田武瑠のゴールで試合を振り出しに戻す。試合は延長戦に突入したが、両校決定機を活かせず、勝負の行方はPK戦に。山学は守護神・熊倉匠が魂のセーブでPK戦を4対2で制し、第88大会以来2回目の選手権制覇、3回目の日本一を果たした。PV会場は感動の渦に包まれ、激闘を制した選手たちに温かい拍手が送られた。
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