VOL3015 2021.4.20号

山学大でヨルダンのシリア難民について映画上映
~ヨルダン大使館協力による国際交流イベント~
~シリア難民のキャンプ生活の実態を知る~


山梨学院大は4月16日、ヨルダンのシリア難民についてのドキュメンタリー映画「Tiny Souls」の上映会・フリートークが行われた。山学大国際交流センターが在日ヨルダン大使館の協力で開催。国際交流センターの取り組みの一つとして2019年から世界各地の大使などを招き講演会や国際交流イベントを実施。国際共修の実践を通じて学生たちに異なる文化を持つ様々な国への視野を広げてもらう試みとして行っている。今回上映する映画は北海道ほどの面積の中東ヨルダンが周辺の紛争当事国から逃れてきた難民を積極的に受け入れている難民キャンプの実態を紹介するもの。上映前に挨拶に立ったリーナ・アンナ―プ駐日ヨルダン大使は「私の国ヨルダンが関わっている非常に重要な人道的問題を皆さんと共有する機会を与えてくれたことに感謝しています」と述べ、さらに「本日のイベントは、現在世界が直面している最も差し迫った問題であり、世界中で紛争などによって強制的に故郷を追われている7,900万人の人々の苦しみに光を与えるものです」と上映会の目的を語った。大使は他にもヨルダンが置かれている詳細な現状説明とシリアの紛争から逃れてきたある難民家族の子どもたちの生活を中心に淡々と描かれた映画から集まった学生、教職員約50人は、難民生活の辛さや彼らを受け入れるヨルダンが直面する財政負担や経済への影響など厳しい現実を感じていた。上映後、大使と参加者による質疑応答が行われた。

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