高校ホッケー関東一を決める令和3年度「第50回関東高等学校ホッケー大会」が6月5日・6日の両日、茨城県東海村・阿漕ヶ浦公園ホッケー場及び県立東海高校多目的グラウンドで行われた。1都7県男子8校、女子7校によるこの大会は全国高校総体(インターハイ)関東地区予選会を兼ねており、一昨年(昨年は中止)男子準優勝の山梨学院高校は5日に行われた1回戦で慶應義塾高等学校(神奈川県)と対戦、0―0で決着がつかず、SO(シュートアウト)戦により3-1で初戦を突破。この試合に勝ったことで、今夏、富山県を会場にするインターハイへの出場が決まり13大会連続出場となった。6日は準決勝、決勝戦が行われ、山梨学院は午前中の準決勝で飯能南高校(埼玉)と対戦した。試合は第1Q開始早々、相手の隙を突きFW赤松真拓(1年)のタッチシュートが決まり先制するも、5分後に同点に追いつかれ、さらに11分にも失点。1-2で前半を折り返した。飯能南ペースで始まった第3Q、山梨学院は粘り強く守備を固めるも、相手の執拗な攻撃にPC(ペナルティーコーナー)を決められ1-3とリードされた。諦めない山梨学院は、第4Q序盤から細かいパスで左右を崩す山学スタイルで敵陣に迫りFW吉松力(1年)のリバースシュートで1点差に迫ったが、その後は相手の堅いディフェンスに阻まれ、2-3で敗れ3位となり決勝戦進出を逃した。山梨学院は、今大会の敗戦を糧に雪辱を期すべくインターハイに臨む。
※SO=サッカーのペナルティー・ストローク戦に相当する。各チーム5人のシューターとゴールキーパーが対峙して争われる。
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