「第103回全国高校野球選手権山梨大会」準決勝2試合が21日、山日YBS球場で行われた。大会は準々決勝から有観客で行われ、この日も山梨学院からは生徒会や3年生、教職員を合わせ約230人、保護者、控え選手160人ほどがチームに声援を送った。山梨学院の対戦相手は18日行われた準々決勝で春の県大会優勝で今大会第1シードの駿台甲府高を終盤逆転勝利し、勢いに乗る富士学苑高。試合は、山梨学院高榎谷礼央(2年)と富士学苑河村大翔(3年)、両エースの投げ合いになった。1回裏、甚野赳生(3年)が先制した山梨学院は相手投手のスローカーブに翻弄され得点を重ねることができず、4回表、相手の堅実な攻撃に2点を返され逆転を許す展開になった。5回裏、相澤秀光(2年)と鈴木斗偉(2年)の連打で2-2の同点に追いつく。その後の中盤後半に1点をどう奪うかが勝敗のカギになった。7回・8回と疲れの見えてきた榎谷に8回途中から準々決勝でも好継投した宮下龍希(3年)がマウンドを繋いだが9回表、先頭打者1番に安打で出塁されると、内野、バッテリーミスが続き1安打で2点を献上した。9回裏、山梨学院の攻撃は一死後、2四球と代打杉浦寛太(3年)の安打で一打同点の満塁とするも、後が続かずそのまま試合終了。ベスト8の壁を破り頂点を狙えるところまできた山梨学院は惜しくも準決勝でこの夏を終えた。
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