「第74回秋季関東地区高校野球大会」準決勝が11月6日、J:COMスタジアム土浦で2試合が行われた。山梨学院高校は1回戦、2回戦をコールドで勝ち上がり、この日の1試合目に埼玉第1代表・強豪浦和学院高と対戦した。球場には秋晴れの週末とあり多くの観客が集まり熱戦を見守った。試合は山梨学院の先攻で始まった。1回表、1番・鈴木斗偉(2年)が相手投手の立ち上がり2球目を完璧に捉え右翼席運び先制パンチを浴びせた。山梨学院は先発に1・2回戦12回1/3を失点1と好投する榎谷礼央(2年)を立て必勝を期した。榎谷は1回裏、先頭打者を内野安打で出すとパスボール、犠打犠飛で同点とされ、4回裏には死球で出した走者を右翼線を破る適時三塁打で返され逆転を許した。山梨学院打線も5回表に4番・高橋海翔(1年)の適時打で1点を返し同点とした。その後は好投の両チーム投手が要所を抑え1点が遠い展開が続いた。9回同点で迎えた延長10回表、山梨学院は先頭の2番・進藤天(1年)の二塁打で口火を切ると、一死後、4番・高橋の適時打で1点を勝ち越し、そこから相澤秀光主将らの山梨学院のつなぐ野球が火を噴き、四球を挟み6連打。この回7安打7点を奪い一挙に引き離した。その裏、榎谷は浦和打線をきっちり抑え140球の熱投で完投勝利した。決勝戦は明日7日、明秀学園日立高(茨城第1代表)と午前10時から同球場で優勝、神宮大会出場を懸けて対戦する。
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