VOL3077 2021.11.30号

山学大孔子学院 中国文化講座第1弾「三国志」
~人気の講座に多くの聴講者が歴史ロマンを堪能~
~史実と虚実の比較から歴史を読み解く面白さ~


山梨学院大学孔子学院は11月21日、「曹操『三国志』を作った男」と題し、中国文化講座を開講した。山梨学院大孔子学院はこれまで中国語講座を初め、太極拳講座など市民講座の開講や毎年「孔子学院の日」には文化交流イベントを開催している。今回は、コロナ禍で開講が延期になっていた中国文化講座の第1弾として、中国文学研究の第一人者、竹内真彦龍谷大学教授を講師に迎え、中国の後漢末期から三国時代にかけて中国統一を目指して群雄割拠した時代に蜀・魏・呉三国が争った歴史の「三国志」をテーマに行われた。そのなかに登場する中心人物の一人、曹操にスポットをあてた講座とあり、会場の山学大孔子学院棟大講義室には満席の定員50人が聴講し、「三国志」の人気の高さをうかがわせた。講座では史実を忠実にまとめた歴史書「三国志」と、それを基にフィクションを含めて創作された「三国志演義」(歴史小説)の違いを説明。その二つの書物の中で人物評価が分かれる曹操について、竹内氏は歴史書の「三国志」は大事だが、語り継がれた逸話や伝説が書かれた「三国志演義」との比較にこそさまざまな見方があり、より「三国志」を楽しむことができると解説。参加者は竹内氏の講義に真剣に聞き入っていた。

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