「第30回全日本大学女子サッカー選手権(インカレ)」準々決勝が12月28日、兵庫県三木市・三木総合防災公園内会場で行われた。山梨学院大女子サッカー部(関東第5代表)は初出場した前回大会の1回戦敗退を乗り越え、今大会1回戦を圧勝。2回戦に快勝し準々決勝(ベスト8)へ勝ち進んだ。この日、18回の優勝を誇る日本体育大学(関東第3代表)と準決勝進出を懸けて対戦した。試合は序盤から互いに積極的にボールを奪い合う攻防で始まった。最初のシュートは、山学FW浜田芽来が中央で受けたパスをループ気味にシュート。枠を外したが相手にプレッシャーを与えた。その後は、日体のロングボールパスでサイドを走らせ、クロスボールを狙う単調な攻撃に対して、山学はスピーディーなドリブルと細かいパスで敵陣深く切り込み試合をコントロール。得点こそ奪えずも、主導権を握りスコアレスで前半を終了。後半に入っても山学ペースは変わらず、迎えた14分、MF番長江花音が上げたパスをゴール前に詰めていたMF木許和心が頭で合わせ待望の先制点を挙げた。一方、日体は反撃を開始。両サイドから猛攻を仕掛けるも、山学の守護神GK伊藤楓が再三のピンチにファインセーブを連発、そのまま1点を守り切りインカレ王者の日体大を下し、インカレ出場2年目に準決勝(ベスト4)に進んだ。
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