4月28日、山梨学院広報スタジオで「甲種危険物取扱者試験」に合格した山梨学院高校特進コース1年の志田和華(しだのどか)さんの表彰式が行われた。志田さんは3月13日の試験日時点では中学生だったため、県内女性中学生では初の合格者となった。中学生の合格者は県内3人目、すべて山梨学院中学校で占めている。「甲種危険物取扱者」とは、化学工場、ガソリンスタンドなど危険物を扱う施設で必要な国家資格で甲、乙、丙の3種が設けられており、法令(消防法等)や危険物の性質・予防法、物理や化学など大学卒業程度の知識が必要とされ、取得するとすべての危険物を取り扱うことができる。甲種試験合格率は全国で約30%から40%で推移し、高校生では約22%(2020年度)となっており、中学生は一般合格者に含まれている。表彰は、「甲種危険物取扱者試験」の合格は難関であるため本試験の実施機関である一般財団法人消防試験研究センター山梨県支部が高校生以下の合格者に表彰状を贈るもので、この日は、内田不二夫支部長より表彰状と副賞が志田さんに手渡された。志田さんは「4回目ですけど、あと一問あと一問というところで不合格になっていたのでめちゃめちゃうれしいです。『やったー』と達成感がありました」と合格の喜びを笑顔で話した。
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