5月にブラジルで行われた第24回夏季デフリンピック競泳女子100mバタフライで優勝した山梨学院大スポーツ科学部4年齋藤京香選手が6月3日、青山貴子学長に優勝報告した。デフリンオリンピックは聴覚障害者のためのオリンピック。齋藤さんは高校2年の時に出場して以来、2度目のデフリンピックで初めてのメダルを獲得した。正午過ぎ、山梨学院大スポーツ科学部教授・神田忠彦水泳部監督、カレッジスポーツセンター幸野邦男副センター長と共に青山学長の研究室を訪れた。青山学長は笑顔で齋藤選手らを部屋に招き入れ、緊張気味の齋藤選手を和やかな雰囲気で包んだ。冒頭、金メダルを手に取った青山学長は「私、金メダルに触れるのは初めて、重たーい。すごくきれい」と人柄そのままの感嘆の声を挙げた。青山学長は、水泳を始めた時期やきっかけ、神田監督との出会い、これまでろう者としてどのような練習をしてきたのか。今後の目標など矢継ぎ早にメダリストに質問をぶつけ、それに対して齋藤選手は丁寧に答えていた。他にも神田監督や幸野副センター長などに選手としての齋藤選手やデフオリンピックのことなどに話が及び、話題に事欠かない歓談となった。4人での記念撮影後、青山学長は「今後もずっと応援していますので次のデフリンピック頑張ってください」と声を掛け見送った。
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