7月25日、「第104回全国高校野球選手権山梨大会」決勝戦が甲府・山日YBS球場で行われた。3年ぶりの優勝を目指す山梨学院高と10年ぶりの決勝戦に臨む甲府工業高の一戦は、私立対公立の熱い戦いとなった。じりじりと夏の日差しが照りつける午前10時、甲府工業高の先攻で試合は始まった。山梨学院の先発はエース榎谷礼央。甲府工業は1回表、内野安打と送りバント、スクイズを決め小技で見事な先制点を奪うと1回裏、山梨学院はすかさず反撃。1番から3番が連続安打と死球で満塁にすると4番高橋海翔の適時打で同点。5番相澤秀光の2点適時二塁打で逆転。さらに犠飛で1点とそつのない攻撃で4-1とリードした。3回には、二死から3番岩田悠聖の走者一掃の3点適時三塁打などで6点。4回にも二死三塁・二塁で2番進藤が2点適時打。続く岩田は2点本塁打を放ち、4点を重ね14-1とした。山梨学院の攻撃は収まらず6回には、3度目の満塁の好機を逃さず3点を加え17-1と大量リード。勝利を確実にした。先発榎谷は、立ち上がりの1失点以降は、7回まで三塁を踏ませない好投を見せ、山梨学院は2番手山王晃成、川口龍己と継投で甲府工をかわし勝利。センバツに続き甲子園出場を決めた。夏の出場は3年ぶり10回目となる。
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