8月4日から試合が始まった「躍動の青い力 四国総体『インターハイ女子ソフトボール競技』」最終日の8月7日、準決勝と決勝戦が高知県高知市春野総合運動公園で行われた。全国48チームが頂点を目指した戦いも4チームに絞られた。山梨学院高はこれまで4試合を勝ち上がり、昨日の試合では宿敵の佐賀女子高を破り優勝を近づけた。午前中に行われた準決勝は、前回大会で同時優勝した長崎商業高と対戦した。先攻の山梨学院は2回表二死から7番田口心彩が中堅越えの2点本塁打で先制すると、先発のエース向山琴葉はこの試合も安定感のある投球を見せ、打線も6回にも遠藤愛実主将の3ラン本塁打で加点。向山は完封。山梨学院は5-0で勝利。決勝戦に進んだ。午後から行われた決勝は、神奈川県立厚木商業高と対戦。1回表、先攻の山梨学院が無得点のその裏、厚木商は先頭打者の安打と犠打、盗塁と手堅い攻撃で1点を先制するとさらに一死三塁二塁で一塁への強烈な当たりが右前に達し、2走者が返りこの回3点を奪った。その後は緩急をうまく使い分ける厚木商の投手と、走者を背負いながらも粘投を続ける向山との投手戦の好ゲームが展開されるなか、山梨学院4番の櫛渕あいが4回に本塁打で1点を返し意地を見せるも、厚木商の好投手を攻略できず、初回の3点が重くのしかかり3-1で厚木商が優勝。山梨学院は真の優勝を目指したがセンバツに続き準優勝となった。
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