山梨学院高校野球部が春夏通じて県勢初の決勝に進出した。31日「第95回選抜高校野球大会」準決勝2試合が行われた。第1試合の山梨学院は秋季中国大会優勝の広島・広陵高校と対戦した。この日は今大会初めての一塁側アルプススタンドに約850人の応援団が集結、山梨学院の雄姿に熱い声援を送った。午前11時、試合は開始された。先攻の山梨学院は初回、相手の2年生ながらエースナンバーを背負う高尾響投手と対峙し三者凡退に打ち取られた。その裏、広陵高の攻撃。5試合連続先発の林謙吾投手の立ち上がり、先頭打者の二塁打と犠打、犠飛で1点を先制。2回表、山梨学院もすかさず反撃、先頭4番の高橋海翔の安打を足掛かりに6番進藤天の犠飛で同点に追いついた。その後、林は8回まで毎回安打され走者を出すも、チームの堅い守備と要所を締める投球で再三のピンチを凌いだ。山梨学院も7回二死後、進藤が二塁打で好機を作ると、続く7番大森の安打で進藤が本塁を突くも間一髪のアウト。追加点を逃した。1-1のまま迎えた9回表、山梨学院の打線が覚醒した。一死二塁の好機に4番高橋が中前適時打でようやく1点を奪い均衡を破るとその後も、5本の安打を重ねこの回、打者一巡の7安打5得点を挙げ6-1とリード。山梨学院の応援団はボルテージを最高潮に上げた。その裏、林はきっちり締め山梨学院は県勢初の決勝戦進出の快挙を成し遂げた。
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